どーも、奥野です。
「一緒に働く仲間をどう選ぶか?」
この問いに、明確な答えを出せる人は意外と少ないかもしれません。
けれど、どんなビジネスでも成果を出していくために必要不可欠なのが、“信頼できるバディ”の存在です。
私がこのことの本質を教わったのが、アニメ作品――
『ガンダムビルドファイターズ』でした。
●「ビルダー」と「ファイター」――役割が違うからこそ強くなれる
『ガンダムビルドファイターズ』では、主人公・イセイがガンプラ(模型)を作り、
そのガンプラを戦わせるのが、もう一人の主人公・レイジ。
セイは天才的な技術を持つ「作り手」。
でも、戦うことは苦手。
一方のレイジは「戦士」。
感覚と反射で戦局を打開する実戦の天才。
どちらが欠けても、彼らは世界一にはなれなかった。
「自分にできないことを、相手が補ってくれる」
「役割が違うからこそ、最強になれる」
この関係性は、まさにビジネスパートナーとしての理想像だと、私は思っています。
●一人で完璧を目指すより、補完し合う関係を築け
現実の職場でも、よく「オールラウンダーになれ」と言われます。
でも私は、それよりも「バディを信じて任せる力」のほうが重要だと感じます。
・数字を詰めるのが得意な人がいれば、関係性づくりに長けた人もいる
・ロジックで詰める人と、直感で動ける人
・慎重な人と、思い切りのいい人
異なる性質を持った者同士が手を組んだとき、
一人ではたどり着けなかった場所に到達できるのです。
●「自分の得意」は、「誰かの苦手」の価値になる
セイは「自分は戦えないから、レイジの足を引っ張るだけ」と思い悩んでいました。
でも、レイジは言います。
「俺は、お前の作ったガンプラだから、勝てるんだ。」
これは、どんなビジネスにも通じる言葉です。
– 事務処理や分析が得意な人
– 顧客フォローに誠実な人
– 会議の議事録が完璧な人
目立たなくても、“戦える土台”を作っている人がいるからこそ、前線に立つ人が成果を出せる。
バディとは、お互いの力を“信じて託し合う”関係なんです。
●一緒に働く人を「選ぶ」のではなく、「育てる」関係へ
ガンダムビルドファイターズでは、最初から完璧なバディではありませんでした。
すれ違いも、衝突もあった。
でも時間をかけて、お互いを理解し、信頼を築いていく。
「相棒は探すものじゃなく、育てていくもの」
一緒に働くメンバーと“バディ”になるためには、
ただ相性を合わせるだけでは足りません。
対話・挑戦・経験を重ねてこそ、本物のパートナー関係が育つのです。
●バディがいるチームは、強くて、早くて、折れにくい
企業にとっても、バディが機能する組織は極めて強い。
– 難局のときに、背中を預けられる関係がある
– タスクの境界を越えて補い合える
– 成果を一人で抱え込まずに分け合える
「個の力」よりも、「組み合わせの妙」を信じる組織こそが、
これからの時代において持続的な成長を遂げると、私は確信しています。
●あなたにとっての“レイジ”は誰か?
– あなたが全幅の信頼を置ける人
– 苦手を補ってくれる相手
– 背中を預けられるバディ
その存在がいるかどうかが、仕事の質も、人生の豊かさも、大きく変えてくれます。