どーも、奥野です。
日々、社長の皆様とお話しする中で、「事実を伝えているのに、なぜか社員や取引先に響かない」といったお悩みを耳にすることがあります。
そんなとき、私が思い出すのが、アニメ『虚構推理』の主人公、岩永琴子の姿です。
●「虚構推理」とは何か?
『虚構推理』は、城平京による小説を原作としたアニメ作品で、怪異たちの知恵の神となった少女・岩永琴子と、不死身の身体と未来を決定できる能力を持つ男性・桜川九郎を中心に、怪異が引き起こす事件を解決していくミステリです 。
琴子は、事件の真相を明らかにするだけでなく、人々が納得し、受け入れられる「虚構の推理」を構築することで、問題を解決していきます。
●「真実」よりも「納得」が大事な理由
ビジネスの現場でも、事実やデータだけでは人を動かすことが難しい場面があります。
例えば、経営方針の転換や新しいプロジェクトの導入など、変化を伴う決断を伝える際、単に数字や論理を示すだけでは、社員や取引先の理解を得られないことがあります。
このようなとき、琴子のように、相手が納得し、共感できる「物語」を伝えることが重要です。
●社長に求められる“物語力”
「物語力」とは、事実やデータを基にしながらも、相手の感情や価値観に訴えかけるストーリーを構築する力です。
例えば、新しい事業に挑戦する際、その背景や目的、期待される成果を、社員が共感できる形で伝えることで、組織全体のモチベーションを高めることができます。
●税理士としてお手伝いできること
私たち税理士事務所の職員は、数字や法律の専門家であると同時に、社長の皆様の「物語」を一緒に考え、伝えるお手伝いができます。
経営計画や資金繰りの説明など、難解な内容を分かりやすく、納得感のある形で伝えるためのサポートをいたします。
●まとめ
『虚構推理』の岩永琴子が示すように、真実を伝えるだけでなく、相手が納得し、共感できる「物語」を構築することが、問題解決の鍵となります。
社長の皆様も、ぜひ「物語力」を意識して、社員や取引先とのコミュニケーションを図ってみてください。
私たちも、そのお手伝いを全力でさせていただきます。