2025年(令和7年)の確定申告が近づいてきました。白色申告の方に向けて、確定申告の手順や電子申告のポイントを分かりやすく書いていきます。今年の変更点や注意点も確認しながら、スムーズに申告を進めましょう。
1. 2025年(令和6年分)確定申告の変更点
- 定額減税が適用(本人・扶養親族1人につき所得税3万円、住民税1万円の減税)
- 税務署での控えの受領方法が変更(紙提出の場合、受領印の代わりにリーフレット配布)
- 収支内訳書のフォーマットは変更なし
- 電子申告(e-Tax)推奨(控えのダウンロードが可能で、提出がスムーズ)
2. 確定申告の手順
① 事前準備
- 収支内訳書の作成(帳簿を整理し、売上・経費をまとめる)
- マイナンバーカードの準備(電子申告に必須)
- スマホやICカードリーダーを用意(マイナンバーカードを読み取るため)
- マイナポータルアプリのダウンロード(電子申告をスマホで行う場合)
② 国税庁の「確定申告書作成コーナー」にアクセス
- 「確定申告書作成コーナー」で検索し、マイナンバーカード方式を選択
- 基本情報を入力(住所、事業所得の有無、申告方式の選択)
- 売上と経費の入力(売上ごとに金額を入力し、外注費・地代家賃など経費を記入)
③ 所得控除の入力
- 社会保険料控除(国民健康保険・年金)
- 生命保険料控除・地震保険料控除(証明書を確認)
- 医療費控除(10万円を超える部分が控除対象)
- ふるさと納税(寄付金控除)(自治体と金額を入力)
④ 配偶者控除・扶養控除の適用
- 配偶者が専従者の場合、配偶者控除は適用不可
- 16歳以上の子供がいる場合、扶養控除が適用(19歳以上23歳未満の特定扶養親族は控除額が大きい)
⑤ 定額減税の確認
- 本人と扶養親族1人あたり所得税3万円の控除
- 確定申告書に正しく記載されているか確認
⑥ 申告書の送信と納税
- 納税額を確認(所得税・定額減税適用後の金額)
- 納付方法を選択(電子納税または書面)
- 電子申告の場合、基本的に提出書類は不要
3. 確定申告の注意点
- 帳簿を作成し、日々の取引を記録する
- 売上先から源泉徴収されている場合は支払い調書を確認
- 電子申告にはマイナンバーカードが必須
- 定額減税が正しく適用されているかチェック
4. まとめ
白色申告の確定申告は、電子申告(e-Tax)を活用すると簡単で控えの管理もスムーズになります。今年の申告では、定額減税を確実に適用することがポイントです。こちらを参考に、スムーズな確定申告を進めましょう。