どーも、奥野です。
何かをやり切ろうとするたびに、壁にぶち当たることってありますよね。
理不尽なクレーム、資金ショート、評価されない努力…。
経営って、カッコいいことよりも「足掻き”の連続」だと、つくづく思います。
そんなとき、僕の背中を押してくれるのが、『からくりサーカス』の鳴海のこのセリフです。
「おとなしく格好つけて諦めんな!
足掻いて足掻いてダメだったらそん時ゃ……にっこり笑うしかねえけどよ」
●“足掻く”ことは、経営者の宿命だ
社長って、格好つけなきゃいけない時があるんですよね。
社員の前で弱音を吐けない。
家族に心配をかけたくない。
取引先には余裕のフリをしなきゃいけない。
でも、鳴海のこの言葉は、そんな「格好つけ」をぶち壊してくれす。
「みっともなくていい。とにかく足掻け。」
泥だらけでも、カッコ悪くても、
社長があがいてる姿こそが、実は一番、社員の心を動かすんです。
●諦めて笑うな。足掻いてから笑え。
私も過去、何をしても裏目になって「もうムリかも」と思った時期がありました。
プロジェクトの見直しを迫られて、仲間が去っていったことも。
そのとき、心のどこかで「これはもうしょうがない」と、「キレイに諦めようとしていた」自分がいました。
でも、ふと鳴海のこの言葉が頭に浮かびました。
「足掻いて足掻いて、それでもダメだったら――そのとき、笑えばいい。」
まだ全部やってなかった。
まだあがけることがあった。
そして実際、あがいたからこそ、別の道が開けた。
●社長の“足掻き”は、社員の希望になる
社員は社長の姿勢を、よく見ています。
・口では「挑戦だ!」と言っても、自分はリスクを取っていない
・失敗を部下に押し付け、自分だけ安全圏にいる
・結果が出ないと、すぐに手放す
そんなリーダーには、人はついてきません。
でも、鳴海のように
「腕がもげようが、心が折れようが、それでも前に出る」
そんな社長の姿は、何より強い“言葉”になります。
●“足掻く姿”が、次の誰かの灯になる
経営者の世界に、「完璧な正解」はありません。
でも、「最後まで諦めず足掻いた経験」は、確実に次の一手を生み出します。
社員に伝えることもできるし、次に壁にぶつかったときの糧にもなる。
そしてもし、本当にダメだったとしても――
「そん時ゃ……にっこり笑うしかねえけどよ。」
このセリフの“覚悟と優しさ”に、僕は何度も救われてきました。
●足掻き続ける社長で、ありたい
勝つか負けるかじゃない。
成功するか失敗するかでもない。
「最後まで足掻いたかどうか」が、社長としての“美学”になる。
誰かのために、何かを守るために、今日も足掻こう。
カッコ悪くても、情けなくても、歯を食いしばって。
そうして足掻ききった先で見える景色は、
誰よりも清々しく、誇らしいはずです。
あなたが今、足掻いていることはなんですか?
ぜひコメントでシェアしてみてください。あなたの“あがき”が、誰かの勇気になるかもしれません。