どうも樋澤です。
突然ですが皆さん、複式簿記を知っていますか?
経理関係の人なら当然かも知れませんし、それ以外の方なら名前を聞いたことある程度かもしれません。
複式簿記は会社の取引を貸借(右側・左側)に分けて記載していく方法です。
複式簿記の起源はさだかではないですが、
1490年頃にイタリアでルカ・パチョーリさんが著書で紹介して広めたことが有名です。
ちなみにこのルカさん、かのレオナルド・ダ・ヴィンチにも複式簿記を教えていたそうです。
さてこの複式簿記のなにがすごいのか、
それを考えるために、複式簿記がなかったらどうなるか考えてみましょう。
もし複式簿記がないとすべて単式簿記になります。
単式簿記というと堅苦しいですが、要はおこづかい帳のイメージです。
おこづかい帳は相手勘定が現金になるように、単式簿記だと相手勘定がひとつだけになってしまいます。
むかしのように全て現金だけで取引していれば単式簿記でもいいですが、
いまのように売掛金やら未払金とかが出てくると、単式簿記ではとても管理しきれません。
そこで登場するのが複式簿記です。
こいつなら左右どんな勘定でも記入できるので、文字通りすべての取引を記録できます。
この便利さもあって、今日まで複式簿記が世界中で使われるようになりました。
会計や税金は当たり前のように使っているものでも、
すべて人間が生み出した概念なので、必ず発祥があります。
身近なものでも改めてよく考えてみると、考え出したことのすごさやおもしろさに気付ける思います。
以上きょうは複式簿記のおもしろさについて考えてみました!ではでは